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本物のアートを知ろう!

ART SGにて本物のアートを学んできました

先日、2023年1月18日-21日で開催されていたART SGにて、世界各国から集まったアートを見てきました!
https://artsg.com/

前半は私のインスタグラムををフォローしてくださり、お茶会などに参加してくださった方々や、デザイナー界隈のお友達をお誘いし、日本からいらっしゃっていたアートディーラーのSweetsixteenのお二人のご案内でハイライトを周ってきました。

私もアート初心者、以前Sweetsixteenお二人からアートの基本、価値の決まり方、PrimaryとSecondaryの違いなどを教えてもらいまして、今回挑んんだアートフェア。世界各国からメガギャラリーと呼ばれるギャラリーたちがマリーナベイサンズの会場に軒を連ね、各ブースには誰もがきいたことのある草間彌生とか、バンクシーとか、アンディーウォーホルとか、そんな超価値のあるアートがすぐ手が触れられる距離で展示されていました。

アートは人を感動させる!”アート”について、今まで不勉強でアーティストのコンセプトまでじっくり理解することがほとんど無かったのですが、そのアートの神髄・アーティストの想いを知ると、音楽と同じようにその世界観に体をゆだねて楽しむことができるということに気が付きました。

せっかく教えていただいたギャラリーやアーティストのことを、今日はこちらにまとめていきたいと思います。インテリア空間にも素敵なアートは必須!です。今後も本物のアートをご紹介できるように知識を増やしていきたいなと思っています。

 

Alex Katz – U.S.A. 1927年 –

アメリカのポップアートを代表するご健在のアーティスト。いくつものギャラリーが彼の絵を展示していました。シンプルなアップの人物がながらも独特な色使いとその深みに、みればみるほど魅了される絵たちです。

Katzといえば女性の顔を描いた絵ですが、風景画も有名なようでどちらもスケッチをもとに描いていく手法をとっているとのことです。フェアにて、彼の絵は日本円で8000万円の値がついていました。

 

Andy Warhol – U.S.A. 1928年-1987年

誰もが一度は聞いたことのある現代画家、アンディーウォーホル。こちらは1979年に描かれた1メートル四方の絵です。ニューヨークのMoMAでCampbellのスープ缶の絵を見たことはありましたが、当時(たぶん二十歳ごろ)はふーん、有名なんだ、くらいしにしか思っていないアーティストでした。

今回あらためて彼の絵に間近に触れ、彼の生い立ちからアートへの想いまで知ってみたいと思い、Netflixでこちらの作品をみました。

実は彼はゲイで、当時カミングアウトしづらい社会への自分の性の表現、自分へのコンプレックスが作品に表現されていることを学びました。アートって、人生を表現する手段で、そこにアーティストの人生が現れることに価値があるんですね!

 

Yves Klein – France 1928年-1962年

ケースに映りこんでいるのはKatzの絵ですね!

イブクラインは、「インターナショナル・クライン・ブルー」と呼ばれる彼が特許を持っているブルーの色があまりにも有名なアーティストです。「」を宇宙の神秘的なエネルギーに通じる最も非物質的で抽象的な色だとして重用した(wikipediaより)とのこと。

その本物のクラインブルーのスカルプチャが展示されていました。世界で300点存在する中の292点目とのこと。鮮やかとも深いともいえるこのブルーは、ずーっと見ていられる神秘さがありました。インテリア目線で見ると、展示する際の照明もとっても需要になってくる作品ですね。

 

船越桂 – 日本 1951年-

日本人アーティストの作品も多数展示されていました。日本が世界に誇る彫刻家の船越桂の作品、一緒に周っていたデザイナーの友人が、「俺がアートを見て初めて涙を流して感動した彫刻家」と言っていてとても印象に残りました。

“観音像のような神秘的で繊細な表情と、静謐で瞑想的な雰囲気を持つ木彫半身像が印象深い作品群。”(引用 Tagboat)たしかにその目の奥の感情に引き込まれていきます。もっと調べて知識を深めていきたい作家との出会いでした。

 

George Condo – U.S.A 1957年-

今回のフェアで価格を伺ったなかで一番高額だったこちらのアーティスト。2メートル四方のちらの絵はどちらも、なんと日本円で4億円とのこと!世界各国からコレクターや投資家が集まる今回のフェアでも、さすがにまだ売れていませんでした。

アンディーウォーホルやバスキアとも親交があったという彼、デフォルメされたグロテスクな像が作品の特徴です。ポストモダニズムというジャンルに属するそうで、”彼は女性の積極的な肖像画でよく知られており、女性の従順さに対する感覚を一切否定している。”(引用:Heather James Fine Art)とのこと。一緒に周っていただいたSweetsixteenのお二人によると、当日見たアートの中で一番価値が崩れず必ず上がる絵No.1は彼の絵とのことでした。

もっとそのコンセプト・人生が表現するものに触れてみたいです。

 

メガギャラリーという存在

上記ほんの一部のハイライトをまとめてみました。その中でも印象に残ったのはメガギャラリーという存在。世界のギャラリーの社会にも、いくつかのトレンドセッターを担うギャラリーが存在するとのこと。そのほとんどがニューヨークかパリでした。

一番のメガギャラリーはニューヨークのGagosianというギャラリーで、世界のファインアートの売り上げの50%を占めているそうです。アーティストが世界的に有名になるため、売れるための登竜門ともいわれているとのこと。

裏を返せば、アートもビジネスの世界、投資といったお金の流れが渦巻いている世界でもあります。ファインアートを集める、買うという目的には、投資として、芸術をたのしむため、インテリアに取り入れて日々豊かに暮らすため、といろいろな目的があります。私もまだまだアート初心者ですが、『人の心を豊かにするためのアート』をインテリアに取り入れるアドバイスをするために、これからもアートを勉強していきたいなと思いました!

あらためて、Sweetsixteenのお二人に感謝です!

本物のアートを探すには彼らにご相談を~ https://sweetsixteen.jp/

 

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