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マンダリンオリエンタルバンコクの素敵インテリアをハック – お部屋編

マンダリンオリエンタルバンコクのインテリアを分析しよう!

マンダリンオリエンタルバンコクのデザイン分析

実は世界30か国の国に旅したことがある私ですが、世界中どこを見てもこちらのホテルが一番素敵!好き!と思っていました。実際に泊るのは初めてでしたが、そのサービスはもとよりデザイン性の高さは期待以上でした。

先日、女子3人で弾丸バンコクトリップに行ったのですが、その際泊まったマンダリンオリエンタルバンコクのインテリアを、私目線ではありますが分析を含めてご紹介したいと思います。

バンコクに4年住んでいた時は、幾度となく食事などに訪れ、いつかは泊まってみたいな、、、とおもっていたこちらのホテル。たくさんお写真を撮ってきました!

ホテルのインテリアは、住宅のインテリアに活用することもできますので、今後のご提案にも活かしていきたいと思っています。

 

お部屋のインテリア – ポイントその1:色の統一感

マンダリンオリエンタルバンコクのデザイン分析まずは宿泊したお部屋のインテリアをご紹介いたします!

こちらは実は、一番リーズナブルなお部屋、、、それでもこんなに素敵でした!

ターコイズブルー~シアンブルーでまとめられたアクセントウォール、ソファ、ラグのファブリックたち。テーマカラーとして使われているこのブルーのグラデーションが美しくまとめられていますね。やはりラグは面積が多いので、お部屋の印象をかなり左右します。

そして、意図的に使われているウェンジ・ダークな木目とゴールドのアクセントカラー。こちらもお色味が統一されているので、落ち着きがあります。

 

お部屋のインテリア – ポイントその2:素材使い

ホテルインテリアの醍醐味は、細かい素材使い。ヘッドボード裏の壁はファブリックでアクセントウォールになています。

そしてテーブルランプの傘、ベッドスローにはシルクが使われ、タイならではの赴きを演出しています。ティッシュケースに至るまで妥協のない色と素材合わせ、そして白いリネンのアクセントになるクッションは、よくご提案するジムトンプソンのファブリックだと思います。
ヘッドボードの上にはブラス色のアート、こちらはマンダリンオリエンタルバンコクホテルがチャオプラヤ川で無料送迎してくれるときのボートがモチーフです。良く見ると、ヘッドボードにもブラス色、リモコンが入っているトレイにも同じブラスが使われていますね。

そんな細かいところにも繊細な素材を組み合わせて統一感を演出しています。

マンダリンオリエンタルバンコクのデザイン分析

 

お部屋のインテリア – ポイントその3:家具へのこだわり

こちらのお部屋にはいくつかの家具が置かれていますね。ベッド、ナイトテーブル、ソファ、テーブル、ラウンジチェア、バーコンソール、そしてテーブルランプとペンダントライトです。

全てお色味やデザインコンセプト(タイの文化をとり入れている)というところは共通しています。ここで特筆したいのはこのナーコンソールです。

マンダリンオリエンタルバンコクのデザイン分析

ホテルには大体このようなバー機能がありますよね。冷蔵庫、グラス、カトラリーなどが入っているところです。マンダリンオリエンタルバンコクのこちらのお部屋の場合は、造り付け家具ではなくこのようなバーコンソールが置かれていました。

下段には冷蔵庫、カトラリー、グラス、お茶などが整然と並べられ、上部にはネスプレッソマシーンなどが置かれています。棚板のデザイン、素材感、照明の使い方、などコンセプトに沿ったデザイン且つ機能性を充実させたこの置き家具に、デザイナー心を奪われて今いました。

造作家具をご提案することも多いですが、このようなディテールに凝ったコンセプトに合う家具をデザインしていきたいものです。

 

お部屋のインテリア – ポイントその4:水回りの秀逸なデザイン

ホテルのランクは水回りで評価されると言っても過言ではないと思っています。タオル、アメニティ、清潔感、このあたりにホテルのランクが顕著に出てきますよね。

マンダリンオリエンタルバンコクの場合、もちろん上記アメニティは申し分ないクォリティなのですが、さらにはこの水回りのデザインがとっても素敵だったのでご紹介させてください。

マンダリンオリエンタルバンコクのデザイン分析

私が映りこんでいますが(笑)、バスルームの扉を開けたときの景色です。洗面台がテーブルのようなデザインであること、配水管が見えないような工夫がされていること、も素晴らしいのですが、特筆したいのはタイルの使い方です。

こちらのホテルでデザインのサブテーマ?としてよく多用されている素材はバンブー・竹です。この伏線をくみ取ったかのようなタイルの使い方がとても勉強になりました!腰高と天井周りに施されたマゼンダブルー、天井やルーバーなどは、マンダリンオリエンタルホテルバンコクのオーサーズラウンジを想像させる清潔な白、ホテル全体のコンセプトやデザインの伏線がこちらに凝縮されています。

照明の使い方も勉強になりますね!バスルームはリラックスして一日を始め、終える場所でもあります。最低限の天井照明と、メイクをするときの明るさ確保のためのペンダントライトもデザインが統一されています。

マンダリンオリエンタルバンコクのデザイン分析

 

どこを切り取っても抜かりなく計算されたデザイン

いかがでしたでしょうか。今回は宿泊したお部屋のデザインを自分なりに切り取りご説明してみました。

ご依頼でも、「ホテルライクなインテリアにしたい!」というご要望はよくお聞きします。ホテルと一言に言っても、様々なテイストやスタイルがありますので一般化することはとても難しいです。

しかし、このように、色・素材の統一感、ディテールへのこだわり、ラグジュアリーな素材使い、このあたりの共通項は今回のマンダリンオリエンタルホテルのお部屋からも理解できますね!

初めてお部屋の中に入りましたが、ホスピタリティも含めて本当に感動でした!次回はホテルのロビーや他のパブリックエリアのご紹介をしたいと思います。

ホテルの詳細はこちらより

マンダリン オリエンタル バンコク
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