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Singapore Art Week 2024の楽しみ方

 

Singapore Art Week 2024の楽しみ方

2024年1月19日から1月28日まで、Singapore Art Week 2024が開催されます。インテリアでも欠かせないアート、シンガポールでこれだけの数を一斉にみられる機会はなかなかありません。ぜひお時間を見つけてアートを味わいに出かけることをお勧めいたします!

毎年開催されているSingapore Art Weekは、ビジュアルアートを祝う活気に満ちたイベントです。このイベントは、伝統と現代の融合、そして地元と国際的な要素が交錯する豊かな芸術の祭典として知られています。シンガポールだけでなく東南アジア全体の芸術的活力と革新の象徴として位置づけられています。

シンガポールの多文化主義のエッセンスを反映し、国内外のクリエイティブな才能を集結させるこの祭典は、様々なアートイベントや展示会を通じて、シンガポールを国際的なアートシーンに位置づける重要な役割を果たしています。2024年のイベントでは、150以上のイベントが予定されており、地元および国際的なアーティストによる革新的なプレゼンテーションが組み込まれています。

その中から、いくつかおすすめしたいイベントに注目して、ご紹介していきたいと思います!アート作品を楽しみ飾るということはインテリアでもとても重要な要素です。私もまだ勉強中ですが、ぜひSingapore Art Weekで知見を広めてみましょう。

注目すべきイベントとしては、「ART SG 2024」と「S.E.A. Focus」が挙げられます。「ART SG 2024」はシンガポールのマリーナベイサンズエキスポセンターで開催され、世界中の顕著な現代美術をスポットライトする国際的なアートフェアです。「S.E.A. Focus」はシンガポール現代美術館もあるタンジョンパガーディストリパークで開催され、東南アジアの現代美術を特集したアートプラットフォームです。

この他にも、「Light to Night 2024: Reimagine」がナショナルギャラリーシンガポールで開催され、訪問者に革新的なアートと空間の相互作用体験を提供します。これらのイベントは、光のインスタレーション、パフォーマンスアート、ツアー、トレイル、展示会などを通じて、多様で豊かな体験をすることができます。

最後に、サブカルをメインとした面白いイベントをピックアップしましたのでご参照ください!

それでは、各イベントについてご紹介していきますね。

 

目次

  1. Art SG 2024 1月19日~21日
  2. S.E.A. Focus 1月20日~28日
  3. Light to Night 2024:Reimagine 1月19日~2月8日
  4. その他のおすすめイベント

1.Art SG 2024の楽しみ方

まずは、Singapore Art Weekで一番メインのイベントとなるArt SGについて見どころを含めてご紹介します!Art SG 2023の様子については、こちらの記事にてご紹介いたしました。Art SGは今回1月19日~21日に開催され、シンガポールで最大の、国内外からギャラリーが集う最大のアートフェアです。このフェアは、シンガポールと東南アジアのアートシーンに新しい概念とキュレーションをもたらすことを目指しており、その初回開催では43,000人の来場者を迎えました​​。

こちらはアートの展示会ですので、実際に展示されているアートやその他のアートをギャラリーと交渉して購入することも可能です。昨年のこちらの記事にもご紹介いたしましたが、世界的に有名なAndy WarholやBanksyの作品なども展示があり、アート作品の鑑賞という観点からも訪れる意味があります。

Art SGはマリーナベイサンズのサンズ エキスポ & コンベンションセンターにて開催され、巨大な展示会場が細かくギャラリーごとに切り取られます。今回のArt SG 2024では大きく分けてGalleries、Focus、Future、Digital Spotlightという4つのセクターに分かれるようです。かなり広いですので、歩きやすい靴と事前の腹ごしらえ、水分補給はマストです!

Galleries:まずはメインとなるギャラリーセクションです。シンガポール国内のみならず、世界中のリーディングギャラリーが集います。注目すべきギャラリーは、やはりニューヨーク発のGagosianです。世界中にギャラリーを有し、ファインアートのマーケットの50%ほどをガゴシアンが占めていると言われています。さらにガゴシアンが推しているアーティストが世界で注目されていくというトレンドセッターでもあるので、どんなアーティストの展示が今回のArt SGであるのかも注目です。また、イギリス発のWhite Cubeもメガギャラリーの一つで、注目すべき存在です。

シンガポールにも拠点を置く日本のギャラリーであるホワイトストーンギャラリー、ミズマギャラリーオータファインアーツや、今回日本から出展されるTaro Nasu GalleryカイカイキキギャラリーWada Fine Arts、などでも、日本人としてどのようなアーティストがどのように紹介されていくのか、気になるところですね。

Digital Spotlight : 個人的には、最新のテクノロジーを使ったアートや、恐らくNFTなども関係してくると思われるDigital Spotlightのセクションも気になります。最新のテクノロジーがアートシーンでどう活かされるのか、インテリアにも通ずるところあがあり勉強したいエリアです。

 

2.S.E.A. Focus 2024の楽しみ方

Art SGに次いで、重要なイベントの一つ、S.E.A. Focusについてもご紹介します。1月20日から28日まで6回目の開催を迎える東南アジア現代美術の展示とアート市場のハブです。このイベントは、東南アジアの確立されたアーティストと新進アーティストの作品を集め、地域の現代美術とアーティストに対する理解と評価を深めることを目指しています。シンガポール美術館(SAM)との連携で設立されたSAM S.E.A. Focus Art Fundは、S.E.A. Focusで提示された優れた作品を選定しシンガポール美術館のコレクションに加えることを支援ています。特に、新進アーティストの作品が多いため、アート愛好家やコレクターにとっては、新たな才能の発掘や地域アートシーンへの洞察を得る絶好の機会となるはずです。

フェアにアーティストがいらっしゃっていることも多く、よりアートと親近感をもって接することができるのがこのイベントのポイントです。また、新進アーティストの場合Art SGに展示されている作品ほど販売価格が高くない場合が多く、こちらもより現実的に購入するという選択肢が増える展示会です。

こちらは同時に、SAMの建物で開催されるので、そちらに入っているギャラリーを周ることもできます。Arg SGに出展しているギャラリーは閉まっている可能性があるので要注意です。

 

3.Light to Night 2024:Reimagineの楽しみ方

こちらは1月19日から2月8日まで開催される野外がメインのイベントがLight to Night 2024:Reimagineです。このイベントでは、歴史的建築物や美術作品を通じて、新しいアート体験を提供します。このイベントは、「Reimagine」というテーマのもと、革新的な展示やインタラクティブなアート作品を通じて、来場者に新たな視点とインスピレーションを与えることを目指しています。美術館や公共スペースが舞台となり、アートと都市空間の新しい関係性を探求します。

Light to Nightと書かれているように、プロジェクションマッピングを多用した夜のイベントで、ナショナルギャラリーを中心としたセントラルのエリアに広範囲でイベントが催されます。音楽のライブパフォーマンスや、屋台も出現しますので、子連れでアートホッピングをしながらお散歩も楽しいイベントです。

昨年は、ナショナルギャラリーの中心部のドームへのプロジェクションマッピングも見に行き、子供も一緒に見て感動しました。

4.その他のおすすめイベント

シンガポールでアートシーンが脚光を浴びることはあまり頻繁ではなく、この貴重なアートウィークにぜひお勧めしたいイベントをご紹介いたします。

Acknowledging Intuition (AI) 19 – 28 January 2024 :AIの台頭によって、もはやアーティストはいらなくなってしまったのではないか、という問いに対しAIにプロンプトを入力してアートを描かせ、アーティストの本質的な素質を問うというインスタレーションです。インテリアデザイナーもAIに取って代わられる日が近いと感じている今日この頃、個人的にとても興味深いイベントです。

Aliwal Urban Art Festival 2024 27 January 2024 :シンガポールではなかなかサブカル文化の中心のような場所がないのですが、今回のアートウィークではこちらのイベントのグラフィティバトルのような面白いイベントも開催されるようです。

Art @ Peace 19 – 28 January 2024 :もうすぐ取り壊されるPeace Centerが最近イケている!という話をデザイナー仲間からも聞いていました。今回のアートウィークでも、ローカルで若いアーティストたちのインスタレーションが行われるようです。今のサブカルの中心地がPeace Centerにあるといっても過言ではないかもしれません。

Art After Dark 20 and 27 January 2024 :こちらはミュージックイベントで、開催される場所がシンガポールで最もギャラリーが集中して存在するGillman Barrackという場所です。こちらは政府の計画でギャラリーが集められた地区で、国内外のアーティストのを扱うギャラリーが点在しています。20日と27日のみ、夜に開放されてDJイベントが行われるようです。

comma, 12 – 28 January 2024 :オーチャードの真ん中にあるSCAPEで、若者たちのダンスや音楽パフォーマンスプログラムが開催されるようです。こちらも体験型、参加型のイベントで、お子様も楽しめそうです。

 

まとめ

Singapore Art Week 2024の見どころ、お勧めのイベントをまとめてきました。インテリアでも欠かすことのできない要素であるアートについて、私もまだまだ不勉強ではありますがこのような機会にじっくり勉強していきたいと思っています。

お部屋にただ合うアート作品を飾るだけではなく、そのアートの背景、アーティストの想い、それを自分たちのインテリアと日常にリンクさせる面白味、そういった奥深いアートをご提案していけると良いなと思っています。

1月19日のArt SGはほぼ午後ずっと会場にいることになりそうですので、もしこちらを読んでご興味を持たれた方はぜひ saori@sollysdesign.comまでご連絡ください!現地で一緒にアート鑑賞いたしましょう。

また、シンガポールのサブカルアートの発展を楽しむということにフォーカスしてみるにも良い機会だと思います!シンガポールはなかなかアングラカルチャー(違法という意味ではなく)やサブカルチャーが育ちにくい国という印象がありますが、実は沸々と、知らないところで発展していっていることも事実です。そんなシンガポールの側面を感じてみるのも良いですね!

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