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私流ミラノデザインウィーク2024の攻略方法

私流ミラノデザインウィークの攻略方法

今年も、インテリア界では世界最大のお祭りと言ってもいい、ミラノデザインウィーク2024がやってきます。

昨年の様子は、インスタグラムアカウントのこちらの過去投稿にまとめてありますので、ご興味ある方はご覧ください。

私はまだまだミラノデザインウィーク初心者ですが、昨年1人で周りミラノデザインウィークの楽しみ方のコツを掴んだと思いますので、ぜひここでご紹介できればと思います。

ミラノのドゥオーモの上に登って見たミラノの街並み

ミラノデザインウィークとは

ミラノデザインウィークは、世界中のデザイン愛好家、専門家、ブランドが一堂に会する国際的なイベントで、毎年春にイタリアのミラノで開催されます。

1950年代に始まり、ミラノが「デザインの首都」としての地位を確立するのに中心的な役割を果たしました。

このイベントは、インテリアデザイン、アーキテクチャ、ファッション、テクノロジーの最新動向を展示し、革新的なアイデアと創造性の交流の場を提供します。

ミラノデザインウィークの開催理由は、

デザイン業界の新しいトレンドを紹介し、デザイナー、企業、ブランドが作品を展示し、新たなコラボレーションを生み出す機会を提供すること

にあります。このイベントは、インテリアデザイン界における最新のイノベーションとトレンドを披露し、参加者に無限のインスピレーションを与えます。こちらのサイトが毎年デザインウィークの情報をまとめています

ミラノデザインウィークのインパクトは計り知れず、世界中からの注目を集めることで、デザインの価値と重要性を広く伝えます。また、新たな才能の発見や、デザインの社会的、環境的責任に対する意識の向上にも寄与しています。

今年の見どころは、持続可能性と技術革新をテーマにした展示やイベントが多数あります。特に、環境に優しい素材の使用や、エネルギー効率の高いデザインの推進が注目されています。また、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を活用したインタラクティブな展示が新しい体験を提供し、デザインとテクノロジーの融合を体現しています。

ミラノデザインウィークの中心的なイベントである「ミラノサローネ」と、それに伴う街中での展示「フォーリサローネ」は、共に世界最大級のデザインの祭典ですが、その特性と目的には大きな違いがあります。

 

ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano)

ミラノサローネは正式には「サローネ・デル・モービレ・ミラノ」と呼ばれ、世界最大級の家具とインテリアデザインの見本市です。1961年に設立され、毎年春にミラノのロー展示会場で開催されます。その目的は、イタリア製家具の輸出促進とデザインのイノベーションを推進することにあります。

毎年家具以外にキッチンの年と照明の年があり、今年はキッチンの年なので各キッチンメーカーが一角の展示会場を埋め尽くします。

展示会では、最新の家具、照明、その他のインテリア製品が展示され、世界中の家具メーカー、デザイナー、バイヤーが最新トレンドを確認し、ビジネスを行う場となっています。

ミラノサローネは、家具やインテリア業界のプロフェッショナル向けの国際見本市として位置づけられ、業界の最新動向や商業的な取引が中心です。

ミラノサローネ会場へ向かう人たち

フォーリサローネ(Fuorisalone)

フォーリサローネは、ミラノサローネと同時期にミラノ市内各所で開催されるイベント群を指します。1980年代に始まり、公式な展示会場の外(”fuori”はイタリア語で「外」を意味する)で行われる展示やイベントを総称してこの名で呼ばれています。

これには、ギャラリー、ショップ、空間、公共の場所でのインスタレーション、パーティー、特別な展示などが含まれます。フォーリサローネは、デザイン、アート、ファッション、テクノロジーの境界を越えたクリエイティブなプロジェクトを発見することができる、より実験的で革新的な場として知られています。

フォーリサローネは、より広範囲のクリエイティブ産業をカバーし、デザインに関心がある一般の人々も楽しめるイベントや展示が多く、ミラノ全体を巻き込んだ祭典の雰囲気を作り出しています。例えばハイブランドのファッションブランドであるエルメスやディオール、ボッテガヴェネタなども人気のインスタレーションを毎年開催しています。

様々なインスタレーションが軒を連ねるBrera地区

この二つのイベントは、共にミラノデザインウィークを形成する重要な要素であり、世界中のデザインコミュニティにとって、最新のトレンドを探求し、インスピレーションを得るための貴重な機会を提供しています。

 

ミラノデザインウィークに行く前の準備

ミラノデザインウィークは、世界中からデザイン愛好家や専門家が集まるため、この期間中はミラノ全体が非常に混雑します。航空券や宿泊施設の価格は、需要の高まりに伴い、通常よりも大幅に上昇する傾向があります。

特に、イベント開催が近づくにつれて、価格はさらに高くなります。そのため、ミラノデザインウィークを訪れる予定がある場合は、可能な限り早めに航空券と宿泊施設を予約することが重要です。宿泊施設は、私見ですが通常時の4-5倍の値段になっています。私の場合は昨年も今年も一人でしたので、多少の治安も考慮して中心地のAir B&Bを予約しました。

また、ミラノ周辺の都市から電車やバスで通うという選択肢もあり、これによって宿泊費用を抑えることができます。どの宿泊施設にしても、バスや地下鉄や電車へのアクセスが良いことが重要かと思います。

ミラノの地下鉄の中

 

おすすめの宿泊エリア

市中心部(Centro Storico): ミラノの歴史的中心地で、ドゥオーモやスカラ座など主要な観光地に近く、イベント会場へのアクセスも良好です。ただし、このエリアは最も価格が高い傾向にあります。

ブレラ(Brera): 芸術家の街として知られ、ギャラリーやデザインショップが多いエリアです。デザインウィークの期間中、多くのイベントが開催されるため、デザインに興味がある人には特におすすめです。今年は私はこのBreraの中のAir B&Bを早めに予約しました!

ナヴィリ(Navigli): 運河沿いのこのエリアは、ボヘミアンな雰囲気で知られ、バー、レストラン、ヴィンテージショップが豊富です。少し離れていますが、夜になると非常に魅力的な場所です。

チャイナタウン(Chinatown): シンガポール人の友人は、毎年チャイナタウンに宿を取ると言っていました。数日もするとヨーロッパの食事に飽きてくるのがアジア人の性、その点チャイナタウンは中心地にも近く、宿代が安い割に治安も良くてアジア料理が手に入りやすいということで、お勧めとのことです。

 

施設の種類

ホテル: 一般的な選択肢で、ラグジュアリーからバジェットまで幅広い価格帯のオプションがあります。イベント期間中は早期予約が推奨されます。開催期間中は、一つ星ホテルであっても一泊一部屋5万円以上します。かなり早い段階からこの時期は自動的に価格を挙げていますので、オンライン予約でも節約することは難しそうです。

Air B&Bやゲストハウス: 地元の人々との交流を楽しめる選択肢で、より個人的な体験を求める旅行者に適しています。Air B&Bは会社が運営しているところも多数あり、トラブル対応の充実や掃除サービスがあったりと便利です。私は昨年も今年も、このような会社が運営するAir B&Bの部屋を予約しました。

昨年泊まったAirB&Bの部屋、狭いですがキッチンもついていて快適でした

ショートステイアパートメント: 長期滞在やグループでの旅行に便利で、自炊が可能なキッチンが付いていることが多いです。

ホステル: 若者やバックパッカーに人気で、個室やドミトリーを提供し、他の旅行者との交流の機会があります。ただ、期間中はベッド1台であっても中心地になるとかなり高額ですので心して挑みましょう。

ミラノデザインウィークの期間中は、特に人気の高い施設やエリアでは、早期に満室になることが一般的です。そのため、計画的に事前に予約することを強くお勧めします。また、イベントの期間中は公共交通機関を利用して市内を移動するのが便利ですが、移動時間や混雑を考慮して、滞在場所を選ぶことも大切です。

 

開催約1ヶ月前にやること

各ブランドは、開催の約1ヶ月前から少しずつミラノデザインウィーク中の情報を公開し始めます。まずは事前準備として、興味のあるブランドのメールリストに登録したり、Instagramアカウントをフォローします。そうすることで、ミラノデザインウィーク中のイベント情報が送られてきたり手に入りやすくなります。

イタリアのメインブランドはほぼ間違いなく展示がありますし、世界各国のブランドも多くが新作を発表します。 一方で北欧系のブランドは、6月に開催される3 days of designでの発表に新作発表や展示を集約させることが多く、ほとんどの北欧ブランドはミラノでの展示はありません。

また、取引のあるブランドの営業担当に自分がミラノデザインウィークに行くと言うことを伝えるということも重要です。なぜなら、ブランドのエクスクルーシブな情報や一般の方は招待しないようなパーティーへの情報も共有してもらえる可能性があるからです。

特に、ミラノサローネのブースでは、VIPブースが設けられていることがあります。デザイナーや建築家がゆっくり商品を見ることができるように、招待客のみに公開されるブースがあり、一般のブースよりも広くて展示商品が充実していることがほとんどです。デザイナーや建築家としてはそちらを見ることが大切になります。そのようなブースへの招待リンクは、各ブランドから送られてくることになりますので、担当の営業にお願いして送ってもらうことが重要です。

昨年のフォーりサローネのどこかのインスタレーション入場に並ぶ人たち

開催約2週間前にやること

この頃になると、ブランドの情報の発信が盛んになってきます。各ブースの入場登録リンクやパーティーへのインビテーションが届いたら忘れてしまわないようすぐに登録することをお勧めします。

たくさんのメールが届き、情報が錯綜しますので、オススメとしては、1つのメールフォルダーにミラノデザインウィークの情報を集めておくということです。

また、パーティーのスケジュールが被ってしまうことも予想されます。今後に役立つブランドを見極め、また営業やお店との関係も重視してとのパーティーに参加するかどうかを決めなくてはいけません。 今回私は17日に2ブランドのパーティーに参加することにしました。2つ目のブランドのパーティーの開始時間が夜9時だったため、1つ目のブランドのパーティーにも参加できることがわかったからです。

昨年シンガポールのインテリア業界の人たちでディナーしたときの写真。私は目をつむっていますね、、、

開催約1週間前にやること

この頃になると、とにかく情報が錯綜し、いかに効率よく情報を整理しておくということが重要です。 お勧めの情報整理方法として、1つはGoogle Mapsを活用するということです。Google マップは非公開で地図にフラッグを立てることができます。またそのフラッグに独自のメモを書くことも可能です。 フォーリサローネでは、広範囲に渡って様々なイベントが開催されますので、事前にGoogle マップにフラッグを立て、どのように効率よく回ったら良いか計画を立てることができます。

ミラノサローネの展示会場についてはアプリをダウンロードしておくと便利です。アプリには各ブランドの展示場所と情報が全て載っていますので、アプリ内でタグづけをしていきたいブランドの情報をまとめることができます。 そうすると、広大な展示会場の特に行きたいブランドがまとまっているのかわかりますので、ミラノサローネ会場内の回り方も効率よく決めることができます。

昨年のミノッティの招待客のみ入れるエリアにて

ミラノへの持ち物

約1週間ほどの旅になると思いますので、通常の旅行用品一式のような準備は必要です。服装は東京の春ととても似ていますので、軽い羽織ものが1枚あれば足りるかなと思います。 ここで必ず持ってきたら良いと言うお勧めのものを2点お伝えしたいです。

まずは携帯のポータブルバッテリーです。期間中は常にGoogle マップを見ながら移動しますし、各ブースの入場にも事前登録したコードが必要だったりしますので、常に携帯を開いていると言う状態になります。また写真も多く撮ることになると思いますので、電池の減り具合が尋常なく早いです。一方で、携帯が命綱の情報源でもありますので、携帯の充電がなくなってしまうと致命的です。

昨年のミラノデザインウィークで、私が現地で買わなくてはいけなくなった物の2点目は、折りたたみ傘です。公共交通機関で移動することが増えると思いますので、特にフォリサローネを回るときには雨が降っていると傘は必須です。

 

ミラノデザインウィークの周り方

まずは滞在期間中、どの日にミラノサローネ会場に行き、どの日にフォーリサローネ会場を回るか決めることが重要です。 ミラノサローネ会場とフォーリサローネ会場は電車や地下鉄で30分ほどの距離がありますので、1日のうちに市街地のフォーりサローネと何度も行き来する事は効率良くありません。 お勧めとしては、ミラノサローネに行く日は1日中朝から夕方までミラノサローネ会場で過ごし、他の日を1日フォーリサローネに割り当てる予定の立て方です。

ミラノサローネ会場では、各ブランドの営業とのアポなどを事前に取り付けているかと思いますので、私の場合はなるべく同じ日にアポを取るようにしました。

フォーリサローネ会場では、特別なイベントが行われることもありますので、ミラノサローネ会場でのアポとかぶらないよう計画することが大切です。

昨年フォーりサローネのイベントの一つとして開催されたTime&Styleのトークイベント前の様子

移動方法

私の場合、空港から宿泊施設まではタクシーに乗りましたが、その他の移動は全て電車、地下鉄、バス、徒歩でした。

交通機関の乗り方はGoogle検索すればすぐわかりますので、特に問題はありませんでしたが、1番苦労したのが地下鉄の乗車カードを購入する際でした。なぜなら、どの自動販売機も壊れており、なかなか買えなかったからです。 実は駅構内のキヨスクでも地下鉄のチケットを購入することができますので、最初からそちらで地下鉄のチケットを購入することをお勧めします。

また、常に点在するブースを歩き回ることになりますので、歩きやすい靴を履いていくということが鉄則です。

ミラノ中央駅構内

食事について

ミラノには素敵で、おいしいレストランもたくさん存在しますが、ミラノデザインウィーク中デザインを見ることに集中すると食事は二の次になってしまいます。

まずは、ミラノサローネ会場内ですが、広大な会場の中にいくつもカフェやレストランやフードストローラーがあります。私の場合1日で集中して、朝から夕方まで回りましたので、ランチはコーヒーブレークは1人でサンドイッチを買って、胃に流し込むような形でした。ミラの街中のフォーリサローネ会場を回るときは、お腹が空いた時に目の前にあるレストランに入り、短時間で食事をしていました。

一方で、夜はいろいろなイベントやパーティーが目白押しになるかと思います。基本パーティーではお腹がいっぱいになるようなフードは出ませんので、事前に少し腹ごしらえをして向かうか、昨年はシンガポール人デザイナー達と2次会でチャイナタウンで中華を食べたりしました。

朝ご飯は私の場合、ミラノのイタリア人の真似をして、カフェでスタンディングのテーブルにつき、カプチーノとクロワッサンを毎日食べていました。同じカフェに毎朝行っていましたので、店員とも顔なじみになり、そんな地元の人たちとの交流も楽しいですね。

フォーりサローネを周っている途中に一人で入ったCorso Como 10のレストラン。ちゃんとしたレストランで一人ランチしたのはこの時くらい、、、。

ミラノデザインウィーク中の情報整理

ミラのデザインウィーク中にはたくさんのデザインに出会い、新作の家具に出会い、ブランドのコンセプトを見て回ることになります。 せっかくわざわざ足を運んで見て回っていますので、各ブランドやデザインの情報を後から見やすくまとめておくことも重要です。

この部分については、まだまだ改善の余地があるのですが、私の場合は毎日Instagramに見たブランドの情報をアップしていきました。投稿として残しておけば、後からも見やすいですし、これはフォロワー目線ではありませんが、ストーリーに残しておけば、自分の重要と思う情報を後からまとめることも可能です。

昨年は、ブログやホームページにブランドの情報をまとめたり、サローネの報告会などをすることができなかったため、今年はぜひトライしてみたいなと思っています。

 

まとめ

こんな形で、ミラノサローネの私流攻略法をまとめてみました。まだまだミラノデザイン、ウィーク参加。初心者のため今回もアップデートがあると思いますが、今後のご提案に活かしていけるようたくさんの知見を広めてきたいと思っています。

またのちほど、必見のブランドやインスタレーションについても書きたいと思います!

これをお読みになった方で、皆のデザインウィークにいかれる方がいましたら、ぜひご一報ください。現地でお会いできると嬉しいです。

昨年一番好きだったインスタレーション、パオラレンティにて、撮ってもらいました

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