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マリーナを望みながら、日本の記憶を纏う暮らしへ

concept

インテリアコーディネート

クライアントが選ばれたのは、バルコニーからマリーナベイサンズを望む、シンガポールらしいロケーション。その開放的な眺めの中に、日本の記憶が静かに宿る住まいをご一緒につくりました。ダイニングテーブルは、北海道・旭川のConde Houseから取り寄せたウォールナット。木目は深く、脚部には釘を使わない組み木の技法が施された、日本ならではの工芸品です。リビングのカッシーナ・Sengu(セングウ)は、シャルロット・ペリアンが日本の様式を採り入れたソファ。主張しすぎず、それでいて静かに和の記憶を思い出させてくれる佇まいで、この空間に息づいています。 今回特筆すべきは、玄関の造作です。シンガポールのコンドミニアムは、ドアを開けるとそのままリビングへ続く間取りが一般的で、日本でいう「たたき」にあたる空間がありません。そこに、パーテーションと靴箱を造作家具で設えました。脱いで、揃えて、切り替える——その所作を丁寧に受け止める場所が、この家の入口に生まれています。 バルコニーにはカスタムの家具を誂え、借景もデザインのひとつに。ライフスタイルとして本格的なサウナも設置しております。 日本の記憶を纏いながら、シンガポールで理想の暮らしを実現されたクライアントの、こだわりの住まいです。

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