2026.09.23
日本からシンガポールへ移り住むと、多くの方が最初に戸惑うのが、実は“収納”です。
日本の住まいを基準に考えると、うまく活用できなかったり、戸惑うことも少なくありません。
Sollys Designが得意としているのは、こうした収納の悩みを、既成のインテリアや造作によって解決することです。
時には見えないところに「隠し」、時にはインテリアとして「魅せる」収納に仕立てる—その具体的な考え方と事例をご紹介します。
まず日本人の方が最初に困る収納と言えば、靴箱です。シンガポールの家には、日本のような明確な「玄関」の概念がありません。そのため靴箱も標準では設けられていないことがほとんどです。
既製の靴箱を購入して設置される方が一般的ですが、Sollys Designのクライアント事例としては、原状回復可能な“造作靴箱”をご提案しており、賃貸物件でも対応できる場合が多くあります。
来客時の見え方、家族の人数分の靴の量、傘や外出用の小物の置き場所まで含めて設計できるのが、造作ならではの利点です。
こちらのクライアントはプライベートエレベーターを降りるとすぐにダイニング&リビングが広がる間取りでした。玄関を作るためにパーテーションと造作の靴箱を設置した事例です。賃貸物件ですので、原状回復が可能なように設置しております。(その他の写真はこちらから)
シンガポールのコンドミニアムでは、じゃばら扉や引き戸のクローゼットが一般的。扉を開けると、上段にはハンガーパイプ、下段には引き出し棚が配置されている造りが多く見られます。下段の引き出し棚は、鍵付きの場合が多く、貴重品を保管する簡易的な金庫代わりとして活用されている方もいらっしゃいます。ただ簡易なものなので、とくにヘルパーさんと一緒に住まれる方は、別途金庫の設置をお勧めしています。
高級バッグやお洋服などもどう保管するかは、シンガポール暮らしで多くの方が気にされるポイントです。今回担当させていただいたクライアントにご提案したのは、鍵付きのガラス張りの“アイランド収納”を造作すること。
しまい込むのではなく、大切なものを守りながらも、インテリアとして「魅せる」収納になり、大変喜んでいただきました。(その他の写真はこちらから)
リビングと言えば、テレビ台まわりの収納が気になる方も多いのではないでしょうか。コード類やリモコン、細々としたものが集まりやすく、散らかりの原因になりがちな場所で、スッキリ見せたいというご要望も多い場所です。
Sollys Designでは、テレビ周りの造作家具をご提案をすることが多いです。
見せたくないものはしっかり隠し、飾りたいものは美しく見せる—このメリハリをつけることで、普段使いの快適さと、来客時に褒められる空間の両方を叶えることができます。こうした造作も、原状回復可能な仕様でつくることが可能です。
例えば、下の写真は、担当させていただいた賃貸物件のインテリアコーディネート事例。こちらはテレビ周りに原状回復可能な造作棚を設置しました。その他の写真はこちらから
そして、下の写真は、イタリアブランドの収納をご提案し設置した事例です。あえて“魅せる”小物は、クライアントとお気に入りのものを丁寧に選び、コーディネートいたしました。その他の写真はこちらから

お子さまが小さいご家庭では、見た目の美しさも保ちながら、「片付けやすさ」「散らかりにくさ」「安全性」をより優先したインテリア設計をご提案しています。
子ども部屋の家具選びでは、お子さまの成長に合わせて変化しやすいこともあり、ローカルのショップやIKEAなどの収納インテリアを組み合わせることが多いです。ローカルショップでは造り付けに近いオーダーの棚を、IKEAでは規格化された収納ボックスやオープンシェルフを取り入れることで、コストと自由度のバランスを取ることができます。
こちらの子ども部屋には、年齢とともに様々な用途に使えるような収納棚を設置。壁紙は取り外し可能なスティッカーを貼り、可愛く仕上げました。(その他の写真はこちらから)
賃貸物件のキッチン収納においては、必ずしも使い勝手のよい造りになっているとは限りません。特にシンガポールのキッチンの収納は小さかったり、微妙に高さや奥行きが足りなかったりと不便なものが多くあります。
そのため、実際にキッチンを確認したうえで、ニトリなどでのSollys Designが買い物代行を通じて、中に置く棚や仕切りを別途用意することがよくあります。ニトリはシンガポールにもあり、日本とそれほど変わらないお値段で購入することもでき、見えないところの収納にはピカイチ便利です。
また、高級コンドミニアムでは、キッチンが「ドライキッチン」と「ウェットキッチン」の2つに分かれていることがあります。
ダイニングに接した明るいスペースがドライキッチンで、簡単な調理や盛り付けなど、来客時にも見せられる場所として使われます。一方のウェットキッチンは、火や油を多く使う本格的な調理を行うための、独立した実用空間です。
写真の左側に見えているのがドライキッチン。来客があった時など、バーカウンターとしても使いやすい。(その他の写真はこちらから)
ドライキッチンには、ワイングラスなどを収納する小さめのキャビネットが備え付けで設けられていることもありますが、サイズが小さめのことが多く、容量の大きいワインセラーをご希望されて、追加で導入されるクライアントもいらっしゃいます。
いかがでしたでしょうか?シンガポールの収納は、日本の住まいとは前提が異なる部分が多くありますが、使い勝手のいい収納があると、整理整頓がしやすく、シンガポールでの暮らしやすさは大きく変わると思っております。Sollys Designでは、こうした現地事情を踏まえながら、造作収納の提案から家具選びまで一貫してサポートしています。
収納にまつわるお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちらから
最近の投稿