2025.02.17
シンガポールのコンドミニアム賃貸市場において、日本と異なる点の一つが、”家具なし”、”家具付き”、または”一部家具付き”の物件を選択できることです。英語ではそれぞれ “Unfurnished”、”Fully Furnished”、”Partially Furnished” と表記されます。
家具付きまたは一部家具付きの物件では、オーナーが用意した家具が設置されており、場合によっては前入居者が使用していた家具を引き継ぐ形になります。一部家具付きは、備え付けられている家具もあれば、一部不足分は入居者自身で手配する必要があります。家具の内容や質はオーナーによって異なるため、物件選びの際には、家具の有無を考慮することが重要です。
家具付きが良いか?家具なしが良いか?をある程度見据えて、物件見学をすると選びやすくなると思いますので、本記事が判断材料となる情報になれば幸いです。それでは、Sollys Designが考える『家具なし・家具付き物件のメリット・デメリット』をまとめていきます。
家賃が10,000シンガポールドル/月以上の高級賃貸物件では、家具なしで提供されるケースが多く、入居者が自身のインテリアを整えることが一般的です。また、照明に関しては、シンガポールと日本で電圧が異なるものの、適切な変換器を使用すれば、日本国内でも問題なく利用可能です。
一見、家具付きは便利と思われがちなのですが、理想の住環境を追求する場合、家具なし物件を選択する方がメリットが大きいこともあります。家具は自分で選びたいけれど、気になっている物件が家具付き…そんな方に、『契約提携前の交渉が鍵』ということをお伝えしたいです。
実は、家具付き物件で募集されていたお家でも、オーナーとの交渉次第では、家具を撤去してもらえ、家具なしでお願いできることもあります。さらに、オーナーから一定額の家具購入予算を受け取り、その中で自分好みの家具を購入し、設置できる場合もあります。買って良い家具の指定はあると思いますが、家具ごとの予算の配分は自分たちで決めることができるという点は嬉しいですよね。このように、家具のことについては契約締結前にオーナーと交渉することが理想です。
賃貸契約締結前の内見のタイミングよりSolly Designにご相談いただけると、ニーズに合わせたインテリア目線の物件の選び方をご提案させていただきます。もちろんオーナーの意向もあり難しい場合もありますが、より良い住空間実現のために少しでもご協力できると幸いです。
家具付き・家具なしのメリット・デメリットを書かせていただきましたが、シンガポール滞在の目的や期間、また理想のライフスタイルによって、その選択は異なります。そのため一概にどちらが良いとは言えません。
Sollys Designのクライアントは、家具なし物件のご家庭からの依頼が必然的に多くなりますが、家具付き・一部家具付きのクライアントもいらっしゃいます。中には、家具付きで契約をしたけれど、どうしても気に入らなくて、家具を買い直したいとSollys Designにご依頼いただいた方も過去にいらっしゃいました。その時は、家のストレージに、備え付けの家具を入れ込みました。ただ、やはり不要な家具を保管するスペースももったいないですし、もし後々迷うようであれば、契約前に家具の交渉をする方がおすすめです。もし、家具付き・家具なし物件でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。
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