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シンガポールの中古コンドをフルリノベ!日本人ならではの使いやすさを追求した住空間へ

日本人がシンガポールで物件購入は可能?

短期間シンガポールに移住される日本人の多くは、賃貸を選ばれていらっしゃると思いますが、シンガポールに長期で居住予定の方は、シンガポールで物件購入を検討をされる方も一定数いらっしゃいます。日本人の方(シンガポール国籍、永住権保持者ではない)から、「コンドミニアムは外国人の私たちも購入できますか?」というご質問を頂きますが、コンドミニアムであれば“購入可能”です。ただし、購入時に課される追加印紙税(ABSD)の税率は、シンガポール国民、永住権保持者(PR)、外国人で異なり、外国人が最も高い税率となります。一方、土地付きの一戸建て住宅や政府系住宅(HDB)の購入は、原則としてシンガポール国民や永住権保持者(PR)のみに限定されています。

物件購入のメリットをインテリアの視点から考えると、以下の3つが挙げられます。

理想の空間にするフルリノベーションが可能
賃貸ではオーナーの許可が必要で、大幅なリノベーションが制限されることも多いですが、購入なら間取りから素材選びまで自由に設計できます。

ライフスタイルの変化に合わせた設計が可能
子どもの成長や家族構成の変化に合わせ、長期間快適に暮らせる住まいを計画できます。例えば、成長に合わせて部屋の用途を変えたり、収納を充実させたりと、将来を見据えた空間作りができます。

③ビルトイン・スマート化で快適な暮らしを実現
電化製品をビルトイン(オーブンや冷蔵庫、食洗機、エアコンなど)したり、スマート照明・セキュリティシステムを組み込むことで、見た目もよりスッキリ、便利で快適な生活を送ることができます。

【納品事例】中古コンドを日本人目線でフルリノベ

今回ご紹介するのは、シンガポールで4ベッドルームのコンドミニアムを購入されたクライアントから、フルリノベーションのご依頼をいただいた事例です。もともとクラシックな内装で壁紙が全面に施されたお部屋でしたが、小さなお子様にとっての“実家”となる空間として、成長の過程を優しく包み込むような柔らかな雰囲気を目指しました。

空間・インテリアデザインの工夫と調整

シンガポール中古コンドリノベーションこちらがリビングルームのBefore・Afterのお写真です。After写真の右側に見える天井の木目部分は、実は造作で作った梁です。奥の窓の上にある、構造上外せない梁や、左側のエアコン配管に必要な下がり天井とバランスをとるために、意図的にデザインしました。本来であれば空間の制約ともなり得る要素を、あえてデザインに取り込み、統一感のある美しい仕上がりを実現した例の一つです。また、お部屋の入り口から入って最初に目に入るフォーカルポイントの壁や、テレビ周りのデザインも、天井やエアコン周りのデザインと融合させました。これにより、空間全体に一体感を持たせるとともに、クライアントの個性がより感じられる仕上がりとなっています。

機能性を考慮した水回りのデザイン

キッチンや水回りも、日本人のライフスタイルに合わせた工夫を施しました。特にバスルームに関しては、もともとこのコンドミニアムに設置されていたバスタブが、床よりも下に沈み込むような独特な構造で、日本人にとっては使い勝手が悪いデザインでした。そこで、より快適に使えるようリノベーションし、日本の住まいと同じ感覚で過ごせる空間に仕上げています。 

シンガポール中古 コンドミニアムコントラクターと密に連携を取り構造を確認した後、元々バスタブだった部分を埋め床にし、新たなバスタブを設置。日本人としては必須な洗い場も同時にデザインしました。(下はご提案の際の3D)インテリアデザイン提案

リビングからつながるバスルームと、マスターのバスルームには日本人にはおなじみのTOTOのウォッシュレットを設置しました。ウォシュレットは、シンガポールでは馴染みが薄いのですが、日本人には欠かせないアイテムですよね。

やわらかなグリーンのタイルは、一枚ずつタイル割を指定しました。オーストラリアブランドの、真鍮色の金具たちもポイントです。

Sollys Designインテリアデザイン 水回り

マスターのバスルームは、奥様のお好みをふんだんに取り入れる形にデザインしました。カウンターの一番右には、スツールをおいて、お化粧やドライヤーなどを使えるスペースをつくりました。

インテリアデザイン バスルーム Sollys Design

キッチンの収納もカスタマイズ

続いてキッチンです。設備が古くなっていて使いづらかったため、すべて一新して作り変えました。基本的な配置は変わっていませんが、細かい収納の大きさや形などはクライアントのライフスタイルに合わせて変えています。シンガポール キッチン

肝になったのが、真ん中にある大理石のカウンターです。こちらを取り除くとコストもかかるため、この存在感のある大理石を活かしながらジャパンディ*スタイルにうまくつながるよう、ペンダントライトを追加、キッチンの表面との色のつながりを意識して作っていきました。

*ジャパンディスタイルとは…「Japan(日本)」+「Scandi(スカンディナビア=北欧)」 を掛け合わせた造語です。日本らしいシンプルな美しさ+北欧家具の温もりを感じられるインテリアスタイルシンガポール キッチン 
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元の設計を刷新し、サブ書斎が誕生

続いては、マスターベッドルーム。元々オーナーが作っていた仕切りの壁や造作家具を全て取り払い、クライアントのライフスタイルに合った収納と仕切りを作りました。シンガポール マスターベッドルームシンガポールマスターベッドルーム 書斎実は、右のカーテンを開けると壁一面のクローゼットになっています。衣装持ちのクライアントがストレスなくお洋服をお選びになれるよう、前面がいっきに見られるカーテンという目隠しを取り入れました。以前からあった窓際のデスクはそのまま活かし、表面を新たにオーバーレイする(重ね合わせる)ことで見た目を一新しました。サブの書斎、兼奥様がお化粧などされるスペースとなっています。

親子のコミュニケーションが取りやすい、子ども部屋

シンガポール リビング ジャパンディこちらのテレビの左に映っているドアはもともと普通の開き戸でしたが、奥にお子様のお部屋を設置するため開けたままになる引き戸を新たに設置しました。テレビボードの壁の後ろに引き込む形で開き戸が開きますので、お子様が中で遊んでいる間はドアを開けっ放しにして中の様子を伺うことができます。シンガポール 子ども部屋 kidsroom子ども部屋は元気いっぱいに遊べるようペイントで黄色い壁にしました。ペイントは簡単に塗り替えることもできますので、将来落ち着いたお色にされたくなっても簡単に変更可能です。また、床には拭けるタイプの琉球畳を敷き詰め、日本らしさをプラスして、かつクッション性もメンテナンス性も高めました。

⚫︎その他、こちらの納品事例写真はこちらからご参照ください。

まとめ

このように、日本人のライフスタイルを理解した空間・インテリアデザインを、クライアントのご希望に沿ってご提案していきます。Sollys Designでは、

①ストレスになりがちなコントラクターとのコミュニケーションの間に立つこと

②信頼できるコントラクターをご紹介すること

これにより、クライアントのご負担を極力少なくし、施工もスムーズに進めていきます。そのため、工事費用はシンガポール国内で一番安いコントラクターではありません。ただ、仕上がりやアフターメンテナンスも信頼できるコントラクターをご紹介しています。リノベーションは、インテリアコーディネート以上に密なコミュニケーションや細かいデザイン、ライフスタイルのすり合わせが必要になりますので、ぜひSollys Designも選択肢にご検討ください。

オフィスや店舗のリノベーションも承っています。

▷▷Sollys Designお問い合わせフォームはこちら

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