2022.12.24
シンガポールのコンドミニアムをリノベーションした事例のビフォー写真です
シンガポールで部分的なリノベーションを承りました。こちらの記事では、どんなことができるのか、どんなメリットがあるのか、などをご紹介していけたらと思います!
完成したお部屋のお写真はこちらからご覧いただけます。リビングダイニングはインテリアコーディネートも承りました。
上にお写真を載せましたが、こちらのお部屋はコンクリートの天井。シンガポールではよくある天井の形式です。
リノベーション前は、コンクリート天井にシーリングファンとシーリングライトが各所ついているだけでした。日本のようにローゼットという存在がないシンガポールでは、それらの照明機器を外すとコンクリートにぽっかり空いた穴から配線が垂れ下がっているだけ、、、という状態です。そのため、電気工に照明の取り換えや設置をお願いすることが必須となります。
日本のローゼットの例:出典
コンクリート天井にダウンライトを設置する方法としてはいくつかオプションがありますが、今回は既存の電源からコンクリートを削って配線し、各所にダウンライトを設置する方法をとりました。結果はこちら。1か所のシーリングライトに比べて光の陰影ができ、空間の奥行きやリラックス感を演出できました。
インテリアスタイリング後はこちらです。他のお写真はこちらに掲載しております。
工事中はこんな感じ。コンクリートを削って配線しますので、粉塵はかなり飛びますが、最小限に抑える工事をしています。
シンガポールでは未だに海外あるあるのハンドシャワーのようなビデが一般的で、コンドミニアムには良くついています。ウォッシュレットに慣れた日本人にとっては、ビデは何とも使いにくく、ウォッシュレットを設置したい!というご要望はよくお聞きします。日本のウォッシュレットに勝る製品は今まで見たことがありません、、、、今回はトイレ本体は既存のまま、座面のみウォッシュレット仕様に取り換える工事をお手伝いいたしました。
まずは既存のトイレ本体に合う座面サイズを確認します。こんな便利なトレースペーパーがあるんです。
価格は機能やデザインによってさまざま。シンガポールの賃貸物件にも施工可能なウォッシュレットもありますよ!クライアントとショールームに赴き、色々なオプションを精査していきました。
事前に下見に行っていた時の写真、、、当時は室内のみマスク着用義務がありましたね。
ウォッシュレットの設置には、モデルにもよりますが配管と電気の工事が必要になります。シンガポールではコントラクターの施工管理が大変なことが多く、そのあたりのサポートもしっかりさせていただきました。
今回は既存のキッチンに食洗器を設置する工事を承りました。既存の収納のどの部分にどのサイズの食洗器が設置できるのか、見極めが重要です。食洗器の設置には、配管、配電、そして見落としがちですが埋め込み式の食洗器は扉に化粧板が必要になりますので、木工工事も必要となります。
今回はこの左側に食洗器を設置しました。配管の様子を確認中、、、。完成後は既存の扉を再利用しているので、外からの見た目はほとんど変わらず、キッチン下に食洗器を設置できました。
シンガポールでの部分的なリノベーション、3か所についてご説明してみました。シンガポールのこのようなプチリノベーションで一番苦労するところは、各コントラクターの管理です。今回の設置工事では、計5会社のコントラクターにお願いし、工事期間を短くまとめるよう1週間程度の間にスケジューリングしていきました。
シンガポールあるあるですが、予定通りに工事が進まないのが常。マイナーな問題が色々と発生しますが、その時々の対応やコミュニケーションに骨をおります。リノベーションの際は、そういった煩雑なコントラクターの管理もお任せください。
部分的なリノベーションのみではなく、壁を壊して間取りを変えるようなフルリノベーションも承っております。ご興味補ある方は、ぜひこちらの無料見積相談フォームでお問い合わせください。
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